耳を塞がず周囲の音も聞こえるSONYのBluetoothイヤホン「SBH82D」を購入しました。
周囲の音を遮断せずBGMがかかっているような「ながら聴き」が予想以上にジョギングや通話に向いていると感じたため、しばらく使ってみた感想を綴りたいと思います。
購入のきっかけ
日常の音を妨げないものが欲しかった
AirPods 第3世代を持っているのですが耳の形のせいか落としやすいため、主にジョギングと通話に使うことを想定して次のようなイヤホンを探していました。
- 密閉感が無く周囲の音が聞こえやすいものであれば音質は求めない。
- 外れたとしても無くさない形状のもの。
- 無線(Bluetooth)
そんなとき見つけたのがSONYのBluetoothイヤホン「SBH82D」でした。
SONYの商品ページでも「耳をふさがないオープンイヤースタイルだから、音楽を聴きながら、会話も楽しめる」と紹介しています。
耳の下側からひっかけるタイプというのが多少気になったものの、条件をほぼ満たしてそうなので購入してみることに。
SONY SBH82D の概要
装着部分
イヤーチップとかイヤーピースと呼ばれる部分。この製品では「リングサポーター」と呼ぶらしいです。
見ての通り中央に穴があるため、外部の音も聞きやすくなっています。
電源・ボリューム等の各種ボタン
電源ボタン長押しで電源が入ります。
傍にLEDがあり、操作時や充電中等の状況に応じて光ります。充電はUSB Type-Cの差込口から行います。
ボリュームキーとマルチファンクションキー。
マルチファンクションキーでは音楽の再生/停止、着信応答/通話終了等の操作ができます。
3種のリングサポーターとUSBケーブルが付属
3サイズのリングサポーター(イヤーチップ)と15cmのUSB Type-Cケーブルが付属しています。
リングサポーターの交換時に音導管(本体の細い部分)を破損しやすいようなので持ち方に注意が必要です。
AirPods 第3世代との比較
AirPods 第3世代も日常の音は聞こえる
カナル型等の耳を密閉するタイプが苦手な私ですが、AirPods3も密閉された感じが無く外部音も自然と聞こえるため、SBH82Dと比較してみることにします。
ジョギング等の運動で使用
ジョギング等、運動中の使用ではAirPods3は落としやすく無くすのが怖いのでSBH82Dを使っています。イヤホンでボリューム調整できるのも大きいです。
通話で使用
音楽を聴いていないとき、通話していないときにイヤホンの接続を切っている状態からの接続のしやすさについては、ケースから出すだけで接続されるAirPods3のほうが使いやすく、着信時にも素早く接続できます。
SBH82Dに限らずイヤホン全般に言えるのかもしれませんが電源オンが長押しではなく、素早く接続できるようなものだったら違った感想になったかもしれません。
SONY SBH82D を使ってみて
操作性・装着感
ボリューム調整や再生/停止、着信の際は応答/終話も可能なのは便利です。
気になっていた下掛けタイプですが耳から外れる気配もないので余計な心配でした。
ひとつ気になったのはネックバンド部分が体の動作次第でずれることでしょうか。
首回りのある格好なら衣服の内側に掛けることである程度ずれを防げますが、そうでなければどちらかに寄ってしまったり後ろにずり落ちることがたまにあります。
音質について
耳を密閉しないという構造上、迫力のある低音は出ません。ボリュームを上げると音漏れも起こります。低音やボリュームよりも「外部の音を聞きながら音楽も聴く」というコンセプトを重視しているのであれば十分な音質だと感じました。
通話について
通話での使用においては自分の声も普段と同様に聞こえるため話しやすいです。
(カナル型イヤホン等の密閉状態で聞く自分の声は苦手)
マイク感度に関して通話相手に確認してみても特に気にならない、とのことでした。
通話での利用にかなり向いているかもしれません。
使用目的がはっきりしていれば満足
ネックバンドがズレることだけは不満ですが、冒頭で述べた条件に関しては完全にクリアしているので総合的には満足できるものでした。
向いていると思われる使い方
- 周りの状況も把握しつつジョギング
- 通話しながらのリモートワーク
- テレビを見ながら長時間通話
製品のコンセプトと使用目的が一致していれば「日常の音も聞きながらBGMのように音楽も聴く」という点においては完璧です!