セレクタの使い方まとめ・一覧【jQuery/CSS】

jQueryとCSSで使用するセレクタを一覧にしました。CSSセレクタを基準にjQuery独自のものもまとめています。非推奨となったものも 非推奨 マークを付けていますので利用時の参考にしてください。

2020/06/29現在

jQuery と CSS のセレクターの違い

jQueryで使えるセレクターは基本的には「CSSで使えるもの + jQuery独自のもの」となりますが、比較的新しいCSSのセレクターの一部が使えない等の例外があるので注意が必要です。jQueryで使えないCSSセレクタは CSSのみ マークを付けています。

基本セレクタ

書式概要
*全称:すべての要素。
element要素名:HTML要素名で指定する。
#idid名:指定したid属性の値を持つ要素。
.classクラス名:指定したclass属性の値を持つ要素。
セレクタ, セレクタグループ化:いずれかを満たす要素。
A B子孫:A要素の子要素となるB要素。
A > B直接の子:A要素の直下のB要素。
A + B隣接:A要素の直後のB要素。
A ~ B兄弟:A要素と同じ階層かつ後にあるB要素。

属性セレクタ

属性セレクターの書き方

[ 属性 ]のように[ ]で囲われた部分に属性を指定します。[ ]内には1つの属性を指定することができます。

書式概要
[attr]属性名:値は問わず、指定の属性を持つ要素。
[attr = ‘value’]完全一致:指定の属性と値が完全一致する要素。
[attr ^= ‘value’]前方一致:指定した属性の値が value で始まる要素。
[attr $= ‘value’]後方一致:指定した属性の値が value で終わる要素。
[attr *= ‘value’]値の部分一致:指定した属性の値に value を含む要素。
[attr ~= ‘value’]一致する値を含む:指定した属性の値に value と一致するものを含む要素。
[attr |= ‘value’]一致・派生:指定した属性の値が value と一致もしくは後方にハイフンが続く要素。

疑似クラス

疑似クラスは指定した要素自身の状態を表すセレクタとなります。これに対して疑似要素は要素の一部を新たな要素として扱うセレクタとなります。どちらも任意のセレクターに付け足して使用します。

子要素に関するもの

書式概要
:first-child兄弟要素の中で最初の要素。
:first-of-type兄弟要素の中で指定した型の最初の要素。
:last-child兄弟要素の中で最後の要素。
:last-of-type兄弟要素の中で指定した型の最後の要素。
:nth-child(n)兄弟要素の中で最初から数えてn番目の要素。
:nth-last-child(n)兄弟要素の中で最後から数えてn番目の要素。
:nth-last-of-type(n)兄弟要素の中で指定した型の最後から数えたn番目の要素。
:nth-of-type(n)兄弟要素の中で指定した型の最初から数えたn番目の要素。
:only-child兄弟要素が無い要素。
:only-of-type兄弟要素の中に同じ型の要素がない要素。

フォームに関するもの

書式概要
:checkedチェックされている要素。
:disabled無効なフォーム要素。
:enabled有効なフォーム要素。
:focusフォーカスされている要素。

その他

書式概要
:activeCSSのみ:クリック時等のアクティブな要素。
:empty何も持たない要素。
:hoverCSSのみ:マウス等が要素上通過している状態の要素。
:lang()指定された lang 属性の値を持つ要素。
:linkhref属性を持つ訪問していない要素。
:not(セレクタ)指定された要素以外の要素。
:rootルート(html)要素。
:target現在のURLにあるハッシュと同じidを持つ要素。

jQuery独自のフィルター

属性に関するもの

書式概要
[attr != ‘value’]jQueryのみ:指定の属性と値が完全に一致する要素以外の要素。

インデックスに関するもの

書式概要
:eq(n)非推奨 jQueryのみ:0から始まるインデックスで指定するn番目の要素。
:even非推奨 jQueryのみ:インデックスが偶数となる要素。
:first非推奨 jQueryのみ:最初の要素。
:gt(n)非推奨 jQueryのみ:インデックスが nより大きい要素。
:last非推奨 jQueryのみ:最後の要素。
:lt(n)非推奨 jQueryのみ:インデックスが nより小さい要素。
:odd非推奨 jQueryのみ:インデックスが奇数となる要素。

フォームに関するもの

書式概要
:button非推奨 jQueryのみ:<button> 又は <input type=”button”>要素。
:checkbox非推奨 jQueryのみ:type 属性が checkbox の要素。
:file非推奨 jQueryのみ:type 属性が file の要素。
:image非推奨 jQueryのみ:type 属性が image の要素。
:input非推奨 jQueryのみ:<input>, <select>, <textarea>, <button>要素。
:password非推奨 jQueryのみ:type 属性が password の要素。
:radio非推奨 jQueryのみ:type 属性が radio の要素。
:reset非推奨 jQueryのみ:type 属性が reset の要素。
:selectedjQueryのみ:選択中の<option>要素
:submit非推奨 jQueryのみ:type 属性が submit の要素。
:text非推奨 jQueryのみ:type 属性が text の要素。

その他

書式概要
:animatedjQueryのみ:アニメーション中の要素。
:contains(‘text’)jQueryのみ:text を含む要素。
:has(‘セレクタ’)jQueryのみ:指定したセレクタに該当する要素を子孫に持つ要素。
:headerjQueryのみ:見出し(h1~)要素。
:hiddenjQueryのみ:表示されていない要素。
:parentjQueryのみ:子要素もしくはテキストを持つ要素。
:visiblejQueryのみ:表示されている要素。

参考リンク

jQuery.com
jQuery Deprecated(非推奨一覧)

MDN Web Docs
疑似クラス

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